たかが挨拶されどあいさつ
今日はプライベートの話題を少し。
最近、すごく心が動かされた出来事がありました。
それは、この春から長男の入団が決まっている中学硬式野球チームの、
団員の子供達(中学生)の「挨拶」がとっても素晴らしいのです。
現在、プレ入団生として、毎週末の練習に参加しているのですが、はじめて長男を連れて体験に行かせてもらった時から、知らないおばさんの私に向かって、一人ずつが立ち止まってしっかり目をみて大きな声で挨拶をしてくれる・・・それも一人ではなく皆が、です。
その挨拶の素晴らしいこと・・。1年生より2年生、2年生より3年生と学年が上にいくほど素晴らしい挨拶が出来ていました。
そういえばこういう光景って、甲子園に出場しているような高校球児がしているのをテレビを通して見たことはありましたが、実際に自分がしてもらうのと、テレビで見るのでは肌で感じるものが違います。なんというか・・・感動するレベルなのです。
「そういえば、最近は挨拶も心をこめてすることもなかったな・・・」と我を振り返って思ってしまいました。。
13歳~15歳のまだまだ幼さの残る男の子達が、挨拶ひとつで、大人の心を感動させることができるなんて・・・
いまの世の中、人と直接会わなくても仕事が出来る時代になってしまいました。
コロナウィルスの影響がきっかけとなって、この時代の流れは加速していくでしょうね。。
でもこのような「気持ちのいい挨拶をする」ことは、きっと人と直接会うことで得られるやりとりの中でしか習得できません。
・発声の仕方(高すぎず、低すぎず、ハキハキとした心地いい声)
・相手の表情を読む力
・間の取り方
1度や2度上辺だけ取り繕って練習しただけでは絶対に身につかない。
多少は(一時的に)改善されてよくなることはあるでしょうが、人に感動をあたえるレベルには至らないと思います。
・仲間への信頼
・日頃お世話になっている監督やコーチや審判やグランド整備してくださる方への感謝の気持ち
・涙を流した悔しい気持ち
・もっと向上していきたい前向きな姿勢
こういった内面の部分が、意識はしていなくとも、挨拶ひとつに、「自然と滲み出ている」んですよね。
明るい笑顔で挨拶されると気持ちいいですよね?挨拶は人の心の表れです。
そして、この挨拶への姿勢は、必ず親から子供へ受け継がれていきます。
挨拶がない子供の親は、必ず100%と言っていいほど親に挨拶の心がないですから(笑)
悲しいことですが、10年後には、挨拶がまともに出来ない子が社会にたくさん出てきているかも知れません。
「しっかりとした挨拶ができる子」これが最強の武器になる日が必ずくる。なんて言うと少し大袈裟ですが、当たり前のことを当たり前に出来る人って意外と少ないのかも。
3年間かけてこの素晴らしい挨拶(人と関わる姿勢)を身につければ、「一生の宝物になるね。」と長男に話しました。
まだまだ、在団生の挨拶には足元にも及ばない息子ですが、ぜひともこの素晴らしい挨拶を体得してほしいと願います。